文の枠組みをつくる cuadron

もしもアインシュタインが翻訳家だったら 〈第III部〉情報量が翻訳の宇宙を支配する (夢叶舎)
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 接続詞などは、なければないで、一応言いたいことは伝わりますが、文と文がどうつながるのかがわかりにくく、何か最後の仕上げができていないように感じます。


 このほか、
 suprisingly なども、この cuadron に属します。


 機械的に「驚いたことに」と訳す人もいますが、「~とは驚きだ」とすることもできます。要するに、驚きの内容が書かれてるので、なくてもある程度はわかりますが、これで文を締めくくります。英語はそれが前に、日本語はあとにくるのが基本です。


 It should be noted that などは「~に留意するべきである」とする人がいますが、原文の2倍の音節数を費やして言うべきことでしょうか。
 日本語には、文末に「なのである」とする方法があります。「~なのである」で締めくくれば、読む人は確実に「留意」してくれます。
 



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