もう一度 情報子を復習 如子 modon
- もしもアインシュタインが翻訳家だったら 〈第III部〉情報量が翻訳の宇宙を支配する (夢叶舎)
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動子にかかって、「どのように」を表すのが如子 modon です。
ゆっくり、slowly、速く quickly、
用量依存性に in a dose-dependent manner などがこれに当たります。
さて、では「毎日」は背景に相当する原子 campon なのか如子 modonなのか。
毎日という時間的背景があって、次に文が続くのかどうか、ちょっと検証してみましょう。
昨日、私は学校へ行きました。この「昨日」は明らかに時間的背景です。
ところが、
毎日、私は学校へ行きます。
この文はやや違和感があります。この意味なら「私は毎日学校へ行きます」の語順の方がしっくりきます。
つまり、背景になっていないということです。「学校へ行く」に対して、毎日という頻度を表しているので、「どのように」を表す如子と考えることができます。
ちなみに、Everyday, I go to school.
とあると、ここぞとばかり「毎日、私は学校へ行きます」と訳す人がほとんどですが、everyday が如子なので、基本的に動子に付属するもので、文全体の背景になるものではありません。
ですから、「私は毎日学校へ行きます」と動子の近くに来る方がこのましいのです。
英語で文頭に来ることができるのは、英語は主語+動詞で、動詞が前の方に来るので、文頭に来ても、動詞との距離がそれほど大きくならないからです。
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