もう一度 情報子を復習 量子 quanton

もしもアインシュタインが翻訳家だったら 〈第III部〉情報量が翻訳の宇宙を支配する (夢叶舎)
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 さて、どの言語にも名子に何らかの感触を添える要素があります。それが量子 quanton です。


 英語では a、a cup of、語尾の s、certain などがこれにあたります。
 日本語では、ら、たち、を などがこれにあたります。


 英語では water が a water となることによって、1杯の水になり、水という概念ではなくなります。また、waters となれば水域、海域となり、ひとつ次元の高いものになります。


 日本語で犬というと、犬という生物種、犬という概念である可能性が残りますが、犬ら、犬たちになると、その可能性が消えます。犬をになっても、その可能性はほぼ消えます。


 このように同じ名子でありながら、その感触を微調整するのが量子 quanton です。
 どの言語でも、その存在を軽視することはできません。 


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